The first dance performance of the year.

今年に入って、とてもバタバタしており、ブログの更新が大変滞ってしまいました。

この間、1月半ばに日本へ帰国、ほどなくして実家のある北海道へ帰省、その後メディテーションクラスの開講、プライベートでのヨガクラス、トレーニング、翻訳の仕事などなどであっという間に2月も後半。ふわっとしているといつの間にかおじいさんになってしまいそうです。

さて、タイトルの通り、今年一番最初のダンスパフォーマンスを、明日20日、東京は六本木にあるBasecampという場所で行います。使用する楽曲はストラヴィンスキー作曲の『春の祭典』。もともとはオーケストラのために書かれた曲ですが、これをファジル・サイというピアニストがオーケストラの全てのパートをピアノで多重録音した音源があり、今回はその音源を用いて踊ります。そして、今回は画家のANnCo Miura氏、そしてヴィジュアル・アーティストのYuki Hirano氏との3人でのタッグとなります。

『春の祭典』自体は昨年、別のメンバーと別の形でクリエーションを行い、同じ場所で発表をしました。当時は「きっとまた別の形で春の祭典作るだろうな」と思っていたのですが、まさかこんなに早くまた『春の祭典』を作る機会が来るとは思ってもみませんでした。では、なぜ今回作ることになったのか。それは、「直感で」としか言いようがありません。

実は今回はショパンのバラード1番を使って踊る気まんまんでいました。音源を選んで、ずっと楽曲を聞いて、そして踊りのイメージを膨らませて。しかし、今月頭に北海道から戻る飛行機に乗っている最中に「スカーン!」と音が鳴るようにしてファジル・サイ版でのクリエーションのイメージが降りてきてしまったんです。こういう風になったら僕の場合その他の作品を作るには適した状態ではなくなってしまうので、本能に従うまま今回のクリエーションを行うことにしました。飛行機を降りて、すぐにHirano氏、Miura氏に連絡をとったことは言うまでもありません(あんなに突然連絡したにもかかわらず、快く対応してくれたHirano氏には特に感謝です)。

そんな直感によって始まった本作品ですが、 これまでの作品とは異なり、意図的にメッセージを込めて制作することはせず、ストーリー性に重点を置いてクリエーションにあたりました。どんなストーリーか?それは観てのお楽しみです。そして、観た方の解釈に委ねる部分も多分にあります。

明日2月20日、六本木にて、ぜひぜひご来場お待ちしております。

the Rite of spring -experimental-
Date:2月20日
Time:20:00-21:00(19:30開場)
Venue:Roppongi Basecamp(東京都港区西麻布3-2-9 サンライズ六本木B1)
Entrance:2,000円(ワンドリンクオーダーをお願いいたします。)

Artists: Masa Suzuki (Dancer), ANnCo Miura (Painter, Make-up), Yuki Hirano (Guest vvvv artist)

Event URL: https://www.facebook.com/events/470296999841148/